ネイリスト=ツメにネイルをする人
僕はそうは思いません。
ネイリスト=指先から感動を伝えるアーティストだと考えます。
ネイリストとはそれほど価値の高い人達だと僕は考えます。
b-first 鈴木貴之
はじめまして。
愛知県春日井市と言う名古屋のベッドタウンで「素人」ながらネイルサロンを経営し、
9年目を迎えた株式会社b-firstの鈴木と申します。
よろしくお願いいたします。
現在、ネイリスト検定を取得している方々は大変たくさんみえると伺いました。
しかしながらその中で「仕事」として向き合っている人達の数はほんの一握りだと言う事もあわせて知りました。
それはなぜでしょう??
「ネイリスト」という職業を世間がまだ認めていない事が原因の一つでは無いかと僕は考えます。
まだ”仕事”として認められておらず、”趣味”の延長程度にしか見られていないのではないかなと感じるのです。
その理由に人を雇用し、会社を設立し「企業体」として
ネイルを真剣に取り組んでいる人達が少ないのも原因の一つだと思います。
同じような業種で考えた時、お隣の「美容室」の業界はどうでしょう?
企業として多店舗展開をし、従業員を100名以上雇用している「組織」がたくさんあります。
この様な展開は「ネイル業界」ではほとんど聞いた事がありません。
もちろん個人店での良い面もあります。しかしながら、この素晴らしい"ネイリスト"と言う仕事の未来への継続性と、
今後の発展を考えてみると、「個人」でするよりも「組織」として「企業」として展開した方が未来が明るい事は明確です。
"美容師 > ネイリスト"
この表現は実に悔しいものです…。
しかしながら現状ではこの現実を受け入れるほか仕方ありません。
「ネイリスト」とはこんなにも素晴らしい仕事なのに…。
まだまだ「美容師」のように世間から認めてもらえていないなんて、辛すぎます…。
これから先の数十年を見越した上でも僕は、
この素晴らしい「ネイリストと言う仕事」に従事する人達を心より尊敬し、これから先も応援し続けたいと思います。
僕は、そんな素晴らしい「ネイリスト」と言う仕事の価値を高め、もっと世の中の人に知ってもらいたいと考えました。
そこで考えたのが「組織化」と「異業種コラボレート」です。
「組織化」については、僕が8年間やって来た事は今までもこれからも皆様のお役に立てるのであれば、
全てオープンでお話しさせていただき、シェアさせていただきたいと思います。
少しでも業界発展に繋がればという思いで…。
そしてもう一つのプランである「異業種コラボレート」とは、
ネイリストの可能性を引き出す上で、「価値の高いモノやヒト」との接点を持ち、デザインを始め、
そのクリエイションを共作できたとき、"ネイリスト"と言う仕事の価値は高まるのではないかと、そんな思いで考えました。
そこで、ネイルにとって身近な「Fashion」の業界に目を向け、そのシーズントレンドや、
各ブランドの持つ素材や色やディティールへのこだわりを「ネイリスト」のフィルターを通して
再現できないかと考えました。
そこでかねてより親交の深かった大阪マニクローゼットのカリスマネイリスト筒井のぞみ氏と北村亮氏、
そして北陸よりスタイリッシュなデザインとカラーコーディネートに定評があるL’amie孫崎久美子氏、
そして弊社スタッフでCAPLUS NAILの全クリエイティブを担っている、クリエイティブマネージャー橋本恵理香の4人で
業界初となるParisのアパレルブランド「AMBALI」の2014 A/Wコレクションとのコラボレートへと挑んでみました。
初めての共作にしては大変素晴らしい作品が完成したのではないかなと振り返ります。
そしてこれからは「AMBALI」だけではなく、
世界各国の他のアパレルブランド様とのコラボレートも現在進行中でございます。
こういった異業種でも世界で認められたブランドとのコラボレートによって、
ネイリストの表現力の可能性を今よりも、もっと世の中に広めて行きたいと考えています。
僕は"素晴らしいDesignは人をHappyにする"と思っています。
そんな素晴らしいデザインの数々が"アパレルデザイナー"と"ネイルデザイナー"の
異なる2人のプロフェッショナルの手により、創り上げられたら、
ネイリストと言う仕事は"アパレルデザイナー"に匹敵するくらいに素晴らしく、クリエイティブな仕事として
世の中に認めてもらえるのではないかなと考えています。